Androidのユーザー補助機能

どうも🐷

モバイルアクセシビリティの基礎知識の記事が長すぎて、Android系の話を分けておきました。

 

通常のスマホの使い方をしていないAndroidユーザーは、一体何を使っているでしょうか?

答えは、主にグーグルとスマホのメーカーが提供してくれる補助機能です。

 

1. グーグルが提供する補助機能:アクセシビリティ・サービス
  • TalkBackAndroidの公式スクリーンリーダーで、一番有名なツールですかね。左上から右下まで(もしくは端末の言語に合わせて右上から左下まで)画面を読み上げてくれます。
  • スイッチ・アクセス:スイッチと言うデバイス、もしくはキーボードや十字キーと連携して使う機能です。この動画で使われているスイッチは、左のボタンで移動操作ができて、右のボタンは通常のタップと同じ扱いです。

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ちなみに表情で端末の操作が出来るカメラ・スイッチもあります😲

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  • Voice Access:音声操作です。テキストの編集まで出来ますよー
  • 選択して読み上げ:画面の一部を選択して、そこだけを読み上げてもらう事が出来ます。文字が小さい部分しか知りたくない時には便利です。
  • BrailleBack点字ディスプレイとの連携ができる機能です。
    (なぜか点字キーボードの連携はこちらじゃなくてTalkBackの方に含まれてます🤔)

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他に自動字幕生成とか、いろいろあります!詳しいリストはこちらでご確認ください。

 

ところでアクセシビリティ・サービスは元々端末にインストールされてません⚠️

プレイストアのこのアプリで全ての機能をまとめてダウンロードできます。

アクセシビリティ・サービス(ユーザー補助設定ツール)のアイコン

アクセシビリティ・サービス(ユーザー補助設定ツール)

 

2. スマホのメーカーが提供する補助機能

最初から端末にインストールされてる補助機能です。設定画面で確認できます。

メーカーや端末によって違いますが、大体下記の機能が含まれます。

  • 表示拡大
  • フォントサイズ調整
  • アニメーション無効化
  • バイブレーション、触感フィードバック
  • ダークテーマ、コントラスト調整

Xperia 10 IIのユーザー補助設定画面

私の端末(Xperia 10 II)はこんな感じです。

 

おまけ

自分でアクセシビリティ・サービスを作る事もできます✨

気になる方は是非公式ドキュメントを読んでみましょう:

developer.android.com

そしてちょっと古いけど、こちらの記事も参考に出来ます:

dev.classmethod.jp

 

ノシ